HOME >> 書類選考突破の理由


■ ライバルが多くても諦める必要はない!
ひと昔は、履歴書だけで面接をして採用していました。
それこそ、明るくてまじめで責任感があるような方が求められてた時代です。
体育会系が有利だったのもこの時代です。

ところが、企業もインターネットの登場で、幅広く求人活動ができるようになり、雇用情勢悪化も手伝って「一般事務職」に何百人もの応募がある時代になってきました。

そうなると履歴書と面接だけの選考ではなく、書類選考が中心となり職務経歴書(自己PR書)の重要性が高まってきたのはご存じの通りです。
100名もの応募があるとその中から採用する人材を見つけるのは、人事担当にとって大変な作業となります。そのためにある程度絞り込みをする必要があり、よって書類選考でかなりの方が、落とされていくんです。

実際に私は採用に携わりました。求める人材のスキルを満たしている人は、100通の応募の中でも皆無に等しいです。だから実際は、理想に一番近い人材を選ぶことになりましたが、条件が満たさなければ、採用しない場合も多くあります。
これが現実です。時代は変わっても、書類と面接のような採用スタイルは変わっていません。


あなたは、面接に自信がありますか?
「営業をしていたので、面接には自信があります!」
 「緊張する方なので面接には、あまり自信がありません。」

そうです。最終的に内定をもらうためには、必ず面接が行われます。
面接だけが判定の基準ではありませんが、書類選考を突破した者だけが、この面接を受けられるのです。

いくら面接に自信があっても、書類選考で選ばれなければ、面接の機会さえ与えて貰えません。

もちろん面接官が会ってみたいと思わせることが重要な要素になることは明らかですね。その相手をその気にさせる書類、職務経歴書が重要なんです。面接に自信がある人もない人も、職務経歴書が全てを左右します。

日本人は、みんな自己PRが苦手なんです。もったいない話ですよね。
仕事は出来るのに、自己PRが苦手な為に、自分のいい所をPRできず、先方に見つけてもらうしかない。こんなもったいない話はありません。

これを補うのが職務経歴書です。
「職務経歴書に語らせる! 」これが一番です。
職務経歴書が本人をアピールする。そんなつもりで書かないとアピール出来ません。

間違いなく、最初は書類からなんです。
応募件数が多くライバル多いからといって諦める必要はありません。
選ばれる書類、会ってみたいと思わせる書類が必要なんです。


■ 人材を募集する企業にも求人戦略がある。
求人求職マッチングサイトの登場でおわかりいただけるかと思います。
最近では費用のかからないサイトもありますが、求人を掲載している企業は、人材採用に多額の予算を組んでます。(数十万〜数百万円)
それは、適正な人材を捜すためです。
人材を採用しても、実際に使えなかったり、数ヶ月で退職をしてしまえば、それまでその人材に投資してきたものが全て無駄になってしまいます。
そのような失敗をしないために、人材募集は慎重かつ、それなりの予算を組んで取り組んでいるのです。
適正な人材とは、仕事ができるのはもちろんですが、すぐに辞めない方が大前提です。
戦略がある企業は、多くの人材を集めるのではなく、条件にマッチした人材だけが応募してほしいと考えています。だから応募件数にもこだわりはありません。
こだわるのは、条件に合った方の応募なんです。

気をつけて下さい!求人サイトなどのエントリー形式の応募においては、○○○○○○○○○を記載してしまうと書類選考には通りません。「そんな人材なら、いらない!」そうなんです。禁句があります。
私が採用する側であれば、この禁句も納得出来ます。
職務経歴書は、求人ページを分析することで、どんな人材を募集しているかが分かります。その条件にそって構成しながらアピールをしていきます。

■ 書類選考を突破できる訳は・・・
「職務経歴書の書き方」の指導書をホームページを検索すると、書き方を紹介しているページは、山ほどありますが、職歴の書き方を中心で書いてあるんです。職務経歴書は、過去何をしてきたかを整理して書くように指導されてます。
履歴書は、規定の用紙に記載しますので、みんなが同じ書式になります。

それでは、差別化するためには、どうしたらいいのでしょう。
職務経歴書は、自由書式なんです。だから差別化ができるんです。

「会社が提出を求めている職務経歴書は、職歴書ではありません。 」
職務経歴書は、単に自由な書式に職歴を並べたものでは無いんです。書式は自由なだけに書き方は様々ですが、職歴だけではなく、当然アピールも含めないといけません。

職務経歴書に絶対に記載しなければいけないことは、
1)何をしてきたか (職歴になります)
2)何ができるか (経験からの自己の能力になります)
3)何をしたいか (志望動機になります)

この3つを記載しなければいけないんです。
もう一度いいます。職務経歴書は職歴書ではありません。

当然その流れの中で、退職理由や志望動機がうまく絡んでくることになります。
職歴も移り変わりも、それなりの理由が必要になってくるのです。
というのはネットでも指導されていますね。

書類選考を突破する訳・・・具体的には表現方法なんです!

□例えば、「スーパーのレジ係」を担当したとします。
職歴としては、「○○スーパーでのレジ担当」となりますが、書類選考を突破するには、アピールする必要があります。
ーーー
○○スーパーでのレジを担当、お客様には笑顔で接し、気持ちよく買い物をしていただけるように心がけました。夕方だけの短い時間ですが、地域のお客さまとコミュニケーションを図りながら楽しく業務に従事させて頂きました。 「おつかれさま!」と言って頂いた時は、この仕事をしてよかったと思います。集計などで金額が合わず、苦労したこともありますが、金銭管理の大切さを肌で感じました。今後もお客さまと笑顔で接することのできる業務を希望したいと考えています。
ーーー
ベタな一部の例ですが、こんな風に表現することで職歴書ではなくなるのです。
退職理由も志望動機も同じなんです。整理して行くと自己PRになるヒントが隠されているのです。
しっかりと経験から感じたことや成長したことなどを具体的に記載する必要があります。その文言が求められる求人像とマッチすることなんです。



(C)2003 Consulting office ican All Rights Reserved.